前回は宿泊先のホテルへの行き方や施設内のご紹介をしました。
今日は滞在記第二弾として、このホテルで利用したサウナについてお伝えしたいと思います。
日本でもサウナブームだそうですが、フィンランドといえばサウナ!
現地の観光ガイドさんがおっしゃっていましたが、サウナは世界中の人が知っている唯一のフィンランド語らしいです。
フィンランド人にとっての二大重要施設は、サウナと図書館なんですって。
普段は寡黙なフィンランド人も、サウナの中では唯一饒舌になるとのこと。
コミュニケーションの場として、社会的にも機能しているのですね。
フィンランドの人口550万人に対して、全土に存在するサウナの数は300万と、ほぼ全世帯がサウナを所有していることになるそうです。
さすが本家は、数の規模が違いますね。
旅行中にお話したフィンランドの方々も、みなさんご家庭にサウナを持っていらっしゃるとのことでした。
宿泊したホテルでは、スイートルームなど上級のお部屋にはサウナがついているようでしたが、私たちのお部屋(スタンダードファミリールーム)にはありませんでした。
しかし、そこはさすが本場フィンランドのホテル。
地下1階に宿泊客専用のサウナがあり、午後4時から10時まで無料で入り放題でした!
フロントで確認すると「男女で分かれているが、水着は着用してもしなくてもOKなのであなた次第よ」とのこと。
念のため、自宅から水着を持参していったので、水着着用で入ってきました。
中では写真撮影できなかったので、ヘルシンキ市内の博物館で見たサウナのモデルを。
ホテルのサウナもこんな感じでした。
なかなか細部まで再現されているモデルですね(笑)
サウナの作りは日本で見るのと似たような感じで、高温の石が置いてあり、お好みで水をその上にかけるロウリュでした。
サウナの外には水風呂はありませんでしたが、シャワーがあり、サウナ利用の前後に浴びるルールとなっています。
(屋外のサウナだと、湖にそのまま飛び込むパターンが多いそうです)
現地の方にとってサウナは神聖な場所ですから、身を清めてから入るのをお忘れなく。
そして、タオルではなく、サウナ入口に置いてある紙を敷いて座ります。
タオルはシャワー用につるしておきます。
ちなみに、水着を着用していたのは、フィンランド以外の人(イタリア人と私)のみで、現地の方はすっぽこぽんでした。
先に入っていたイタリア人と私は「これくらいかな?」と、恐る恐る一杯ずつお水を岩にかけて、一気にのぼせるのを防いでいました。
しかし、現地の方は入って来るやいなや、熱い岩の上にこれでもかとガンガン水をかけ始め、室内は瞬時にジュージューモクモク状態に!
日本の基準でいうと、かなり激しいロウリュといったところでしょうか。
温度計はなかったので、正確な温度はわかりませんが、体感的には90度くらいだったかと。
彼女たちが入ってきた時点ですでに温まっていた私は、シャワーへ直行💦
それでも、現地の方々と交流でき、本場のサウナの入り方を経験することができたのは、旅の醍醐味ですね。
「サウナはゆりかごから墓場まで過ごす神聖な場所」と現地の方が言うとおり、昔は出産も死後のお清めもサウナで行っていたそう。
今回も、赤ちゃんからお年寄りまでが、みなさん一緒に入っていたのが印象的でした。
見かけた赤ちゃんは、上の写真のように、ベビーバスには入っていませんでしたが、お母さんが抱っこしていました。
それでも、あんなに熱いサウナに入るんだー、と驚きの光景でした。
ヘルシンキはベルリンよりも10度気温が低く、5月といえども、ダウンジャケットを着ての観光となったので、バスタブはなくても、サウナで温まることができ、体がかなり楽になりました。
公共のサウナも沢山ありますが、フィンランドのホテルの多くは、このようにサウナを併設しているそうですから、屋外に出ずともお手軽に本場のサウナを楽しむことができます。
私たちも無料で本場の文化体験ができ、大満足でした。
みなさんもフィンランドを旅行される際には、サウナ付きホテルに宿泊されてはいかがでしょうか?
心身ともに温まり、旅の疲れが軽減されるので、本当におススメですよ~!
今回宿泊したホテル情報はこちらからどうぞ
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★今日のひとこと英語★
"It's up to you!"
「あなた次第ですよ」
何か選択肢がある場合、「自分で自由に選べるよ」「あなたに任せるよ」ということを伝える便利なフレーズです。
サウナでの水着着用について伺ったところ、フロントの方は「着用するしないは、あなた次第(It's up to you!)」と、このフレーズを使っていました。
英会話を練習したい場合は、こちらをどうぞ⇓
今日も読んで頂き、ありがとうございました!
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