みなさま、新年おめでとうございます。
昨年から始めたこのブログですが、多くの方々に読んで頂いて、本当に感謝しています✨
なかなか毎日アップすることはできませんが、まだまだ書いていないネタがあるので、今年も引き続き、欧州にいらっしゃる方々へ役立つ情報を提供していけたらな~、と思っています。
2025年も、どうぞよろしくお願いいたします!
さて、2025年最初の記事は、ミラノ観光の続きです。
ミラノ観光についてお伝えしてきましたが、今回のミラノ訪問の最大の目的は、イタリアサッカーリーグ、セリエAのACミランの試合観戦でした。
今日は、試合やスタジアムの様子はもちろん、ミラノでサッカー観戦する際のポイントなどを、時折ドイツ・ブンデスリーガとの比較を混ぜながら、ご紹介しますね。
目次
- 1.セリエAのお得なチケット購入方法と注意事項
- 2.サンシーロ・スタジアムへのアクセス(地下鉄とトラムの比較)
- 3.サンシーロ・スタジアム(San Siro Stadio)駅の状況
- 4.文字通り炎上した試合観戦(ACミラン対SSCナポリ)
1.セリエAのお得なチケット購入方法と注意事項
ACミランの本拠地、サンシーロスタジアムについては、こちらの記事でお伝えしました。
こちらのスタジアムツアーは試合前日だったので、人も少なく、スタジアムツアーのチケットは当日現地で購入、博物館はもちろん、ピッチやロッカールームの中まで入ることができました👍
しかし、セリエA試合のチケットは、当日購入できるかどうかは、そのゲームによる模様。
なので、事前にこちらのパッケージツアー(fussballtrip)でお得に購入。
こちらのウェブでは、観戦したいチーム名や国、都市、日程、出発地(欧州内)などを入力すると、該当する試合がツアー内容(ホテル+チケットまたはホテル+飛行機+チケット)で、ずらりと表示されます。
私たちはベルリン⇔ミラノ往復飛行機+ホテル(3つ星ホテル2泊)+ 試合チケット(84ユーロ)すべて込みで、一人約450ユーロでした。
欧州内で移動が可能なら、こちらがお得で、おススメです。
また、試合チケット購入は厳しく、パスポートの画像ファイルがオンライン購入時に必要です。
これは、転売禁止対策で、観戦チケットに名前とパスポートが明記され、試合当日の入場時に、持参したパスポートとこのチケットに示されている生年月日が合致しているかチェックされるからです。
ですから、観戦にはパスポート持参となります。
チケットに関しては、「試合2-3日前にメールでPDFファイルで送られてくる」とのことでしたが、実際は試合前日に送られてきました💦
ちょっと焦りましたが、すぐにホテルで印刷してもらい(無料でした!)、それを持参していきました。
デジタルでもOKのようですが、私たちは飛行機にせよスポーツ観戦にせよ、チケット類は、念のためできる限りプリントアウトしていきます。
特に、欧州では日本と異なり、電気系統やサーバーダウンなど、どこで何が起こるかわからないので💦
さて、実際のチケットはA4サイズで、こんな感じでした
私たちの席は、オレンジ色の席の上の方でした。
入場時には、パスポートに記されている氏名、国籍、生年月日と一致しているかチェックされ、右上のQRコードをスキャンされ、無事にスタジアム内に入ることができました。
2.サンシーロ・スタジアムへのアクセス(地下鉄とトラムの比較)
こちらの記事でも書いたように、中央駅や大聖堂(Duomo)など街中心部からは、地下鉄M5かトラム16が便利です。
M5は下の路線図の紫のラインです。
ミラノ中央駅に行くには、M2号線へ乗り換えが必要ですが、それでもトータルで約30分くらい。
スタジアムの周りは駐車場になっていて、とにかく広いのですが、地下鉄の駅からスタジアムの建物までは徒歩5分くらいでした。
地下鉄駅を出たところ。スタジアムが出迎えてくれます。
ただし、巨大スタジアムですし、試合後は8万人の観客が一斉に外に出るので、自席から駅までは30分ほど見積もっていた方がいいかもしれません。
ちなみに、トラムだと市内中心部からスタジアム駅まで40分くらい。
トラム駅はスタジアムのACミラン側の前で、地下鉄駅よりも近いです。
試合前日の下見には、昼間だったこともあり、レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐を見ることができる「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」からトラム16に揺られて、のんびり行きました。
しかし、私たちが観戦した試合は夜の8時45分開始。
遅いように思えますが、欧州サッカーはどこでもだいたいこのくらいの時間に始まることが多いです。
宿泊したホテルへは、地下鉄を乗り継がなければならず、終電の時間(12時台)が気になったので、往復地下鉄を利用しました。
幸い、試合は午後11時には終わったので、余裕でホテルに戻ることができました👍
スタジアム周辺には、ユニフォームやサンドイッチなどのお店が出ていました。
サンドイッチ屋さん
スタジアムの中にも、軽食スタンドがありました。
ドイツ・ブンデスリーガ観戦では、どんなに寒くても、ビールとソーセージがお決まりで、サンドイッチは見かけたことがありません🍺
逆にイタリアでは、ソーセージはなく、ほとんどビールを飲んでいる人も見かけなかったのが新鮮でした。
3.サンシーロ・スタジアム(San Siro Stadio)駅の状況
地下鉄駅に関しては、よく考えられており、ドイツ駅のより合理的👍
試合後、駅に入る時も、鉄の回転扉みたいなのがいくつもあり、一人ずつカウントされながら入って行きます。
(この扉は、試合前には閉鎖されていました)
そこで500までカウントされたら、いったん入場停止。
混雑しすぎてプラットフォームが溢れかえらないよう工夫されています。
それでも、開店扉までは長い列ができており、駅に入場するまでは「おしくら饅頭状態」なので、やはり観戦は手ぶらが基本。
ただし、先ほど述べたように、パスポート持参が必須なので、そのような貴重品は、パスポートケースなどに入れて、外から見えないようにするなどの工夫が必要です。
旅慣れている私たちも、今回初めてパスポートケースを各自購入。
シャツの下に首からかけて、外からは見えないように、完全防備で行きました👍
ケースにパスポートのみならず、少しの現金やクレジットカードも入れて、イタリア旅で本当に重宝しました。
さて、いったん駅構内に入ってしまえば、そんなに大混雑というほどでもなく。
ただし、駅自動改札は再び混むので、電車チケットは1日券のようなものが便利だと思います。
(ほとんどの方はそうでした)
地下鉄の乗り方やチケットに関してはこちらをどうぞ。
電車運行状況は、増便されて2-3分に1本電車が来るので、全く問題ありませんでした。
サンシーロ駅は始発駅なので、座れました👍
試合後の駅はいつも大混雑、臨時増便も少なく、電車の遅延が日常茶飯事のドイツとは大違いで、いい意味で驚きましたよ。
4.文字通り炎上した試合観戦(ACミラン対SSCナポリ)
さて、いよいよスタジアム内に入り、着席します。
私たちの席は敵チーム、ナポリ側(駅から反対側)の一番上だったので、ずっと階段を登っていきました。
ちなみに、サンシーロスタジアムのトラム・地下鉄駅側はACミラン、反対側はインテル側と決まっているそうです。
敵チーム側といっても、ナポリからはるばる来るファンは、一部を除いては少なかったようでした。
周りの観戦者たちは、ほとんどACミランのユニフォームを着た人で、私たちと同じくツアーで来た観光客のような方が多かったです。
この日は満員御礼だったようで、試合前には観客の熱気がすごくて、選手が入場してくると、拍手や応援の声が鳴りやまず、地響きのようなものを感じるほどでした。
スタジアムツアーで立ったピッチのように間近でみることはできませんでしたが(ピッチ前の席だと1席10万円ほどするらしい)、ピッチ全体を把握することができ、見通しがよく、観客の雰囲気もばっちり味わえたので、全く文句はありません。
こんな感じで、全体をよく見ることができました。
ゴール前の動きは良く見えました
イタリアリーグ第二位と好調なSSCナポリは、試合開始早々1点を入れます。
すると、すぐさま警備が強化され、ピッチの周りを囲んでいた警備員の数が倍に増えました。
救急隊員や消防隊員の方々も、あちこちでスタンバっており、用意周到ぶりがわかります。
ブンデスリーガもそうですが、いったん興奮すると何をしでかすかわからないファンもいますからね💦
案の定、この後、興奮したナポリファンが、火炎瓶のようなものを上階から投げ落とし、炎上🔥
下の席の方は、たまったものじゃないですね・・・
こういう光景を見ると、上の方の席の方が安全な気がしてきますが、ピッチに近い方がアツいのかな~
しかし、大騒ぎになるわけでもなく(試合に対する歓声の方が大きい)、試合は続いて行きます。
サッカー内容については、ACミラン、いいところなしで、残念ながら0-2で敗北。
だからか、試合終了10分くらい前から、結構な人が退席し始めていました。
これは、ドイツ・ブンデスリーガではあまり見ない光景だったので驚きました。
(ミュンヘンとか大きなスタジアムだったら、起こりえるのか?)
駅への道や車が混む前に出てしまおう、ということなのでしょうが、ちょっと残念。
私たちは最後まで観戦しましたが、暴動のようなことも起こらず、上記のように、無事に帰路につくことができました。
ブンデスリーガとはまた一味違ったサッカー文化を垣間見ることができ、家族全員大満足のセリエA観戦でした👍
ヨーロッパ旅行を予定している方には、おススメのアクティビティですよ~
★ミラノへの直行便が就航!次の旅行はイタリアはいかがですか?★