旅行記~ヨーロッパの真ん中から

欧州からの旅を、ひとこと英語と共に綴っていきたいと思います。

チューリッヒ半日徒歩ツアー①グロスミュンスターで巨匠のステンドグラスと歴史的人物に触れる

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チューリッヒ2日目は、夕方のフライトまで時間がありました。

 

事前にチューリッヒ在住の友人に見所を聞いたところ「まずは、この街のシンボルでもあるグロスミュンスターに行って、塔に登ったら、フラウミュンスターでシャガールのステンドグラスは必見よ!その後、リンデンホフの丘までお散歩し、中央駅までBahnhof通りをゆっくり歩いてみるのはどう?」とのこと。

 

半日あれば、余裕で周れるコースです。

 

チューリッヒは、街自体がコンパクトなので、全て歩いて周ることができました👍

 

というわけで、今回から「チューリッヒ半日徒歩ツアー」のご紹介です♬

 

第一弾の今日は、グロスミュンスター大聖堂。

 

目次

 

1.グロスミュンスター大聖堂概要

駅近の宿泊したホテルBristolをチェックアウトしたら、リマト川沿いを歩いていきます。

 

前夜にお散歩した時とは、また違った雰囲気ですね。

 

それにしても、どんよりなお天気☁

 

まあ、11月のヨーロッパはどこもこんな感じですね(笑)

 

さらに歩いて行くと、大聖堂には10分ほどで到着しました。

 

グロスミュンスター大聖堂(Grossmunster)
営業時間:夏と冬で異なるので注意です!

3月1日~10月31日 10:00~18:00、11月1日〜2月28日 10:00~17:00

休業日:イベントによるので、ウェブで要チェック

公式サイト:http://grossmuenster.ch/4.php?read_category=3475&lang=en

料金:無料。塔に登る場合は5スイスフラン(約850円:閉館の1時間前まで)

 

二つの塔が印象的なグロスミュンスター大聖堂。

 

15世紀に建設されたロマネスク様式のプロテスタント教会だそうです。

 

パイプオルガンやステンドグラスが目を引きます。

 

こちらのステンドグラスは、ジャコメッティ作だそう。

 

ジャコメッティといえば、日本で学生時代、美術の時に習ったきりでしたが、スイスの芸術家だったのですね。

 

こんなほそーい人の像が印象に残っています。

(画像はお借りしました)

 

ステンドグラスも手掛けていたとは、多才な方だったんですね。

 

2.カールの塔に登る

入場料5スイスフランを払えば、2つある塔のうちの1つ、カールの塔にも登ることができますよ。

 

しかし、頂上に行くには、非常に狭い階段をかなり登らなければならないので、閉所恐怖症や体力に不安がある方には、おススメしません。

 

最初はせまーい石段

 

その後、少しオープンな木造の階段に

 

息を切らしながら登っていくと、ついにトップに到着です!

 

お天気はイマイチでしたが、チューリッヒをまるまる見渡せる絶景でした👍

 

チューリッヒ湖

 

川の反対側、聖ペーター教会方面

それにしても、この冬のお天気よ(笑)

 

塔の上は結構せまくて、人も多いので、長居はしませんでした。

 

3.カール大帝

さて、カールの塔の名前の由来となっているカール大帝も、学生時代に世界史で習った記憶がありますが、詳細は忘れていました💦

 

この大帝(Karl der Grosse)は、名門チューリッヒ大学のロゴにも入っているほど、チューリッヒに大きな影響を与えた方なんですね。

 

800年代に活躍したカール大帝の石像のオリジナルは地下室にあります。

 

そもそも、このグロスミュンスターが建立されたのも、カール大帝の命によるものだとか。

 

3世紀にフェリックスとレグラという二人の聖者がいたのですが、ローマの神々を拝むのを拒んだため、裁判にかけられ、斬首されてしまいます。

 

その後、首を落とされた彼は起き上がり、自分の頭を拾い、埋葬されたい所まで2、3歩ほど歩いて行ったととのこと。

 

2人が埋葬された後、忘れかけられたフェリックスとレグラの墓を発見したのが、7世紀頃ドイツから狩りに来ていたカール大帝で、その場に教会を建てることを命令した、とのこと。

 

そして、16世紀に行われた宗教改革は、このグロスミュンスターを中心に行われた、といいます。

 

このストーリだけでも、ヨーロッパの歴史の長さを感じられますね。

 

なんだか、世界史の授業をそのまま体験でき、感慨深い訪問となりました✨

 

もう一度、世界史をおさらいしてみようかな。