旅行記~ヨーロッパの真ん中から

欧州からの旅を、ひとこと英語と共に綴っていきたいと思います。

ミラノ観光で発見!歴史的建築物と日本企業~英語"bankrupt"の由来を知ってる?

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これまでミラノ大聖堂(Duomo)などの中心部骸骨教会など、ミラノ中心部の観光についてお伝えしてきました。

 

今日はミラノ散策で見つけた他の場所についてお伝えします♬

 

目次

 

1.ドイツの建物よりずっと古いミラノの建築物

ミラノを歩いていて気づいたのは、ドイツの都市との違いです。

 

ドイツの都市はほとんど第二次世界大戦で破壊されてしまいました。

 

ですから、建物の多くはイタリアほどの歴史をあまり感じさせないモダンなものが多いです(特に、旧東ドイツの州)

 

かの有名なブランデンブルグ門だって1791年完成、バイエルンのノイシュバンシュタイン城は1884年完成ですから。

 

しかし、ミラノでのガイドさんによると、ミラノが最後に壊滅的な被害を負ったのは、なんと1162年の神聖ローマ帝国による攻撃(今から850年以上も前・・・)

 

先の大戦でも被害を受けたことは受けたが、イタリア南部の都市に比べると規模は小さかったそうな。

 

なので、ほとんどの建物は800年以上の歴史を誇るとのこと。

 

だからか、街全体が美術館や博物館のように歴史的建造物や彫刻であふれかえっていました。

 

当然、老朽化に対する修復工事は、今でもあちこちで行われているらしいですが。

 

普通のアパートの入口の天井も芸術的✨

 

至る所に博物館級の彫刻が

 

高級ホテルの建物もクラシックでゴージャス

 

ミラノのシンボルとなっている蛇が、普通のアパートの壁に埋め込まれている。

 

昔は病院として使われていたミラノ大学建物にも、彫刻がたくさん

 

このミラノ大学の前で、この日卒業した若者とその家族に遭遇㊗

ガイドさんによると、イタリアでは卒業式に月桂樹の王冠をかぶる習慣があるのだとか。

 

お父さんがかぶっちゃってますが、家族のみなさん、とっても幸せそうでした♬

 

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2.メルカンティ広場と日本発の企業

大聖堂からほど近いメルカンティ広場

 

かつては市場だったそうで。

こんな素敵な建物たちが、現在オフィスとして利用されているというから驚きです。

 

 

そして、この一等地に、見つけたのは日本発のこのお店。

牧瀬里穂の夫Nigoの会社(←という認識が私の中では強い💦)、ア・ベイジング・エイプ。

 

ミラノのど真ん中にお店を構えるなんて、海外でも人気だったのですね。

 

さらに、ここからほど近い場所にユニクロもありました。

欧州のほとんどの主要都市に進出しているユニクロ、すごいぞ!

 

もちろん、ヒートテックもウルトラダウンも売っています👍

 

ただし、「日本の高品質」を前面に出しているので、値段はお高め。

 

週末セールもなく、日本とは違う位置づけで売り出しています。

 

サイズは1サイズダウンが日本のサイズとなっています。(日本でMなら、欧州ではS)

 

でも、海外で日本企業を見つけると、なんだか嬉しくなってしまいます♬

 

3.今日のひとこと英語~メルカンティ広場と"bankrupt"という英語の由来

英語では、bankrupt(破産した)、bankrupcy(破産)という単語があります。

 

なかなか覚えにくい単語でしょうか?

 

メルカンティ広場で、これらの単語の由来をガイドさんが教えてくれましたよ。

 

その昔、メルカンティ広場では、市場が出されており、各店はそこで机(banco)の上に商品を置いていました。

 

しかし、店の資金繰りがつかなくなってしまうと、取引ができなくなるように、そのお店の机は壊されてしまったそうで。

 

壊すという単語は古いイタリア語でrotta。

 

そこから、bankrupt(破産した)という言葉が派生したそうな。

 

ちなみに、銀行(bank)は上記のイタリア語の机"banco"から派生しているのだとか。

 

英語は欧州言語の中では比較的新しいので、このように様々な言語から派生してきたものが多いのです。

 

英単語をただ覚えるのではなく、その派生元を調べてみるのも面白いですね。

 

bankrupt (形容詞) 破産した

bankrupcy (名詞) 破産

「破産する」は、"go bankrupt"と動詞のgoを使います。

 

今日も読んで下さり、ありがとうございました!