今回のマヨルカ島旅行では、州都のパルマ・デ・マヨルカに滞在したが、その中でも最たるMust see spotといえば、パルマ大聖堂。海の目の前にそびえたつこの壮大なカテドラルは、1601年の完成までに、なんと4世紀もの歳月を要し、改装時にはあのガウディも一部手掛けたとのこと。
大聖堂入口は建物の裏手にあるのだが、朝一で訪れたにも関わらず、既に長蛇の列が。しかし、私たちは事前にネットでチケットを取っていたので、全く並ぶことなく入場することができた。これから訪問される方は、事前オンラインチケット利用をおすすめします。(今回私たちが利用したのは、GetYourTicket)
難なく入場すると、外観同様、内部には荘厳な空間が広がっていた。
天井の高さもさることながら、彫刻や装飾がとにかく細かくて、400年以上前にどうやって作ったのだろうかと思わずにはいられない。建設に携わった人々の苦労や宗教への思いは想像を超えるものだったに違いない。
内部が暗いため、残念ながらうまく写真で撮れなかったのだが、数々のステンドグラスも、とにかく素晴らしかった。特に朝日を通して構内に色とりどりの光が反射していたのが印象的。この光のトリックも計算して建てられたというから驚きである。訪問は午前中をお勧めします。
訪れたのは年始早々だったが、まだクリスマスの飾りが残っている。
外観も内観も素晴らしいとしか言いようがない世界遺産だった。
すっかり厳かな気持ちになった後に外に出てみると、そこは意外にもゴシックとはかけ離れた、アラビア文化の影響を強く受けた中庭だった。
この地がローマ、イスラムという歴史の融合であることに気づかされる。ところで、よく見ると、オレンジがなっていた。マジョルカ島滞在中は、驚くことに街の至る所で、オレンジやレモン、そしてオリーブを見かけた。いかにも地中海の街という感じではないか!
そして、大聖堂から海を臨むと、お堀のような池に青空が映り、これまた絶景が!
夕方、ホテルに戻る途中、再び立ち寄ってみたが、昼間とはまた異なる美しさに圧倒された。特に、大聖堂前の水辺に写るその姿は、なんともいえない雰囲気を醸し出していた。
夕暮れ時の大聖堂前では、アコースティックギター1本でしっとりと歌う女性が、しっとりとした雰囲気を際立たせていた。
大聖堂前の水辺にうつるヤシの木や街灯が鏡のように映っていて、遠くの海とも相まって、息をのむような美しさだった。
やはり、どこをとっても絵になる、マヨルカ島でした。
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