旅行記~ヨーロッパの真ん中から

欧州からの旅を、ひとこと英語と共に綴っていきたいと思います。

ヘルシンキ中央図書館~「世界一の図書館」は図書館の概念を覆す、お洒落で居心地の良い空間だった!:国や言語を表す英語はカテゴリーで覚えるべし

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ヘルシンキ観光のため、ウォーキングツアーに参加したことは、こちらこちらでも記しました。

 

ガイドさんによると、フィンランド人にとっての2大重要品は「サウナと図書館」だそう。

 

いずれも長い冬を乗り切るアイテムなのでしょうね。

 

サウナについては、こちらで体験談を書きましたが、今日はいよいよウォーキングツアーの最終目的地、「世界一の図書館」と称されるヘルシンキ中央図書館について、お伝えします。

 

1.ヘルシンキ中央図書館(Oodi)の概要

ゴールの中央図書館は、ヘルシンキ中央駅のすぐ北側(裏手)にありました。

営業時間は平日は8時から21時、土日は10時から20時です。

 

広場に建っていますが、とっても大きくて、かなり引かないとカメラに全体が収まりません💦

 

外から見るとわかりにくいですが、このOodiと呼ばれる中央図書館は3階建てで、とにかく中も広いんです!

こうして見ると、北欧のデザインらしくユニークな形をしていますね。

 

斜め前にはヘルシンキ現代美術館

こちらも、かなり個性的な築物ですね。

 

対面にはヘルシンキフィルハーモニーのコンサートホール

このように、文化的な建物が多い場所に、Oodiはあります。

 

ガイドさん曰く「この図書館はフィンランド政府から国民への贈り物として、2018年にに開館しました。その際、国民にアンケートをとり、彼らの要望を設計に取り入れたのです。その結果、各階ごとに全く異なる機能を持たせることになりました」とのこと。

 

図書館を建てるのに、国民に意見や要望を聞くなんて、なんて粋な政府👍

 

この施設は、ガイドさん一押しのようで、館内での説明にも、これまで案内してもらった場所の中で一番力が入っていたように思います(笑)

 

各フロアの概要は下記の通り

1階:インフォメーションカウンターやカフェ、多目的ホール、映画館にて、文化的活動が可能

2階:ミシンやプリンター、音楽スタジオ、会議室、ワークスペースなどがあり、創造的な活動や仕事・グループ学習などが行える

3階:10万冊の蔵書が並ぶ「本の天国」で、静かに読書や学習をするところ

 

実際に各階で全く雰囲気が違ったんです

 

だから、一日中過ごす人も多いんですって(特に冬場)。

 

では、館内ツアーの始まり始まり~♬

 

2.館内の様子

2-1 1階:様々な人が楽しめるエントランス階

入口を入ったところ

白と木目ですっきりしていますね。

 

建物のほとんどに木材が利用されているそうで、温かみを感じる空間になっていました。

 

入って左側はカフェと映画館です。

館内にはカフェがいくつかあるのですが、いずれも多くの人がくつろいでいました。

 

さらにまっすぐ行くと映画館が

この時は閉まっていましたが、250名収容できるとのこと。

 

ポスターも貼ってありましたが、子ども向け、アニメ、ドイツ映画、ハリウッド映画、昔の映画、KISSのドキュメンタリーと幅広いジャンルを取り揃えていました。

なんでこのようなタイトルを選んだのかわかりませんが、様々なターゲットに合わせているのかな?

 

さて、入口に引き返して、反対方向に歩いて行くと

向かって右側はチェスの盤がずらりと並んでおり、老若男女がプレイしていました。

 

なんだか、それだけで絵になる光景です。

 

さらに進むと、インフォメーションカウンターがあるのですが、ここでは図書情報だけでなく、就職先やアパートを探したりすることもできる、というから驚きです。

 

まさに市民の生活に根差した情報を提供する図書館として、機能しているのですね。

 

この先のエスカレーターで2階に上ります。

 

2-2 2階:仕事も勉強もクリエイティブ活動も可能!

大きな階段のような場所が、どーんとあります。

ここでは、人々が段に座って、思い思いの活動をしているようでした。

 

コンセントの数が多いのにも驚きました。

 

充電状態を気にせず作業できて安心ですね。

 

3Dプリンターなど特殊プリンターも有料ですが、利用できます。

 

大型プリンター

 

PC室

 

料理室では、料理教室はもちろん、パーティも可能だとか!

 

楽器を借りて、隣接のスタジオで作曲活動やレコーディングも可能

 

ゲーム室では家族連れが盛り上がっていました

 

ワークスペースは1日3時間まで利用可能。

ホームオフィスとして利用する人が多い、とのことでしたが、見学したときには、小学生くらいの男の子が、お母さんと一緒に勉強していました。

 

ゲームルーム同様、家族での利用が多かったのも、印象深かったです。

 

螺旋階段を登って3階へ

この図書館のみならず、ヘルシンキの建物内には、このような螺旋階段が多かった気がします。

 

螺旋階段を使った設計がフィンランドでは人気なのかな?

 

2-3 3階:本の天国

3階は10万冊の本を有する図書エリアです。

 

ここも白くて低い本棚が、白くて高い曲面の天井と相まって、すっきりとした空間を作っていました。

図書館の本棚って、高いイメージがあったのですが、ここは目の高さにあって見やすかったです。

 

本棚の高さがない分、広く、明るいスペースになっています。

 

全然圧迫感がなくて、開放感が半端ない!

 

これまでの図書館の概念が覆されましたよ。

 

そもそも、本の見せ方が、お洒落な本屋さんみたいで、どの本も魅力的に見えるんです。

 

まさに「本の天国」ですね。

 

あら、どこかで見た椅子が!

 

ここのと同じ、フィンランドのアルヴァ・アアルトがデザインした椅子でした。

eurotravel-english.com

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それにしても、フィンエアーラウンジとこの中央図書館、両方とも白い家具と木材を用いた空間で、雰囲気が似ている気がします。

 

カーペットも可愛い💕

 

ガイドさんによると「この図書館は人々が交流するリビングルーム」とのことでした。

 

このフロアを見て、本当にこの言葉のとおりだと、感心しました。

 

写真のソファに座っている人みたいに、自宅のリビングでくつろぐように、本を読んだり、お茶を飲んだり、一日中過ごせる心地よい空間。

 

写真の左側のように、カフェも隣接されていますから、ガイドさんが言っていたように、一日中過ごすことができます。

 

3階にはテラスもあって、そこからの眺めがまた素敵で✨

右手に見えるのがコンサートホール、正面に見えるのは国会議事堂だそう。

 

こうして見ると、図書館内同様、ヘルシンキの街は、ごちゃごちゃしてなくて、すっきり。

 

こういう環境が人々の性格に与える影響って、案外大きいと思います。

 

また、ガイドさんによると、国会議事堂と同じ高さに市民の図書館が建てられたことは、民主主義を表しているそう。

 

つまり、政府が均等な教育を全ての国民に約束しており、国民も政治と同様に学びが重要である、と認識して図書館を利用する

 

フィンランドの教育水準や子どもたちの学力の高さは有名ですが、その理由は学校での勉強だけでなく、このような環境や国民意識が影響しているのではないかと思いました。

 

2-4 トイレはユニセックス

この図書館のトイレは、性別に関係なくユニセックスです。

 

この日は他のツアーも入っていたみたいで、トイレに並んだのですが、男女混ざって列を作って、トイレに入っていきました。

 

人が多くいたから、男性が一緒でも特に気にはならなかったけど、夜とか人が少ない時は、ちょっと躊躇してしまうかも・・・

 

といっても、最近はベルリンのトイレも男女のマークを取り払って、どちらでも好きな方に入ってよいところが多いので、こういったトイレが今後増えていくでしょうね。

 

3. 利用方法

このように「世界一の図書館」にふさわしい、外観も内容も本当に素晴らしい図書館なのですが、驚くべきことに利用は全て無料👍

 

なんとメンバーカードなどをつくる必要もないそうです。

 

2階の施設などは、googleアカウントを用いて予約可能ですから、ヘルシンキ市民でなくとも、旅行者でも利用ができるという太っ腹ぶり。

 

ヘルシンキ旅行中にも、利用することが可能ですから、覚えておいて損はないですね。

 

特殊プリンター利用の場合は、紙などの材料費のみ支払えばOKとのこと。

 

一年の半分以上が寒くて暗い冬だからこそ、このような施設が作り出されたのかもしれませんが、それでもこんなに洗練されたデザインに囲まれて、自分の趣味に没頭したり、知識を高めたり、カフェで読書しながらくつろいだりできるのは(しかも、無料で!)羨ましい環境ですね。

 

フィンランド生まれのラグで、リビングだけでも北欧仕様にしたい…

アルヴァ・アアルトがデザインした椅子も素敵すぎる♬

 

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4.今日のひとこと英語

"Two important things for Finnish people are sauna and libraries."

フィンランド人にとっての二大重要なものはサウナと図書館だよ」

 

Finnland: 名詞 フィンランド

Finnish: 名詞 フィンランド語、形容詞 フィンランドの

フィンランド人はFinnsとも言いますね。

 

このように、国名とその国に住む人や言語は、カテゴリーに分けて覚えると便利です。

1)-eseタイプ

日本:Japan、日本語、日本人:Japanese

中国:China、中国語、中国人:Chinese

ベトナム:Vietnam、ベトナム語、ベトナム人:Vietnamese

 

2)-anタイプ

ドイツ:Germany、ドイツ語、ドイツ人:German

イタリア:Italy、イタリア語、イタリア人:Italian

韓国:Korea、 韓国語、韓国人:Korean

 

3)-shタイプ

スウェーデン:Sweden、スウェーデン語、スウェーデン人:Swedish

スペイン:Spain、スペイン語、スペイン人:Spanish

トルコ:Turkey、トルコ語、トルコ人:Turkish

 

 

 

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